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クライス・アンティーク 30周年アニバーサリー

1980年5月1日、夫・エルウィンと私は、クライス・アンティーク・ショップの扉を開き、ショップをオープンしました。

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なんて素敵な経験でしょう。
お店には、フランダース陶器など当時のコレクタブルなアンティーク小物や、アール・デコ、アール・ヌーボーの置物、シルバー製品やキリスト教関連の小物などを可愛らしく陳列。そして、その中には古いレースもひっそりと並んでいました。1980年代、古いレースやアンティークレースに対する需要というものは、まだ、ほとんどありませんでしたが、わたしは繊細で優美な布地を眺めるのが大好きでした。

お店での仕事は分担されました。夫は仕入れ係で、私は販売係。私は、お客様が何を探しているか、何を欲しがっているかを聞込み、エルウィンは、お客様を満足させ得るような品を探すのでした。私は一日中お店で、古いレースの美しさに魅了されていました。そのデザインや形は、豊かな過去の証。レースに囲まれた環境で過ごす時間を、私は楽しんでいました。そして、間もなく、お客さんがレースを買いに訪れるようになったのです。需要は伸びていきました。私たちは、様々な種類を見分け、レースの正しい年代を示すことができるよう、より一層レースを研究しました。

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ベルギーでは、アンティークレースを仕入れられるような場所がなかったので、私たちはロンドンに目を向けました。仕入れの経歴がまだ浅かった頃、エルウィンはよく「メッヘレンレースは入りましたか?」とディーラー達に尋ねていたのですが、エルウィンの名前をまだ知らなかったそのディーラー達は、エルウィンを「メッヘレン・マン」と呼ぶようになりました。それから随分長い間、メッヘレン・マンは世界中のレース商の間で知られた、有名な名前となるのでした。

思い返してみれば、最高品質の素晴らしいアンティークレースは、クライス・アンティーク・ショップを経由して売買されました。今でも、私たちに思い出をもたらすような懐かしいレースの数々を、世界各地の美術館コレクションに見ることができます。どのようにしてレースがエルウィンのもとへとやって来たのか、そのレースたちが新しい持ち主の手に渡るまでの間に、私たちがどれほどそのレースたちを慈しんだことか。

この30年を振り返るとき、私にできることと言えば、献身的にレースを探し続け、たくさんの人々を喜ばせた、仕事にひたむきな人、私の夫・エルウィンに敬意を払うことです。

私は、私の家族と、クライス・アンティーク・ショップをここまで継続することを可能にしてくれた全ての人々に感謝の意を表したいと思います。

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ダイアン・クライス