
これは、ホニトンレースのハンカチーフです。ホニトンレースは、ブリュッセル・デュシェスレースのスタイルで作られています。このボビンレースは、非常に繊細で、モチーフに盛り上がりが見られます。下の写真で細部をご覧頂けます。その昔、ホニトンのレースメーカーは、ブリュッセルのボビンレースメーカーからこのような技術を学びました。
このハンカチーフは、1910年11月10日に、特定の人物に贈られた物す。今と違って当時は、贈り物に名前などを入れる習慣がありました。このハンカチの場合、バチストの部分にPhlyllisの前が見られます。
また、これは、Miss HerbertがMrs.C.E.Treadwinから引き継いだ、有名な店で購入されたものです。ホニトンレースの歴史におけるこの2人の女性の重要性を、もう少し詳しくご説明しましょう。
昔、近しい人への贈り物には、相手の名前を入れることが行われていました。今日、こういった習慣は見られなくなりましたが、以前は、このハンカチのように、購入した後、バチストの部分に受取人の名前を刺繍でいれたりしていたのです。
右の写真でお分かりいただけるように、このレスには盛り上げられた部分がふんだんに見られます。葉脈の部分も盛り上げられています。また、小さな花の部分には、非常に細い糸が使われました。
Miss Herbertの店で扱っていた品のほとんどが高級品だったため、これほど繊細で素晴らしいデザインの物が販売されていても、不思議ではありませんでした。
右のラベルをご覧ください。このようにMrs.Treadwinの後継者、Miss Harbertがこの店のオーナーでした。Mrs.Treadwinは19世紀、イギリス・デボン州のレース産業にとって重要な人物でした。彼女は、優れたデザインを提供し、レースメーカー達の後押しをしたのです。政府機関のデザイ学校、ノッンスクール、サマーセットデザイン学校、パリのとある場所など、様々な所からデザインを購入し、レースのデザインに使用しました。
彼女自身も、優れたニードルレース、またボビンレースメーカーでもありました。彼は1848年に、「ホニトン・ブリュッセル・ポイント・レース製作所」のタイトルを宮廷から受けていますが、これはビクトリア女王に、バラのモチーフを施した美しいハンカチを提供したことで得たものです。
Mrs.Treadwinは、1851年に行われたロンドン万博で、デボンシャー・レースについて、ほとんどを任されていました。彼女は過去のレースの研究をもとに、ホニトンレースの質を改善しました。
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